バーベキューを楽しんだ後には、使った炭を後処理する必要があります。
しかし、バーベキューで使った炭に水をかけるのはNGです。
ここでは、バーベキューで使った炭の後処理方法についてご紹介します。
バーベキューで使った炭のNG後処理とは?
ここでは、バーベキューで使った炭のNG後処理についてご紹介します。
水をかける
最もよくある方法は、バーベキューで使った炭に水をかけるものです。絶対にこの方法は止めましょう。
バーベキューで使った炭に水をかけると、水が一気に蒸発して高温の蒸気が発生して火傷するリスクがあります。
また、大量の灰が水蒸気と一緒に舞い上がるため、他の人に迷惑がかかります。
そして、水を金属製の高温のグリルにかけると、急に冷えて破損したり変形してしまいます。
土に埋める
木で炭はできているということで、キャンプ場の土に炭を埋めるような人も時々目にしますが、NGです。
化学的に炭は炭素の集まりで安定したダイヤモンドなどのようなものです。
そのままにしておいても、木のように腐って自然に戻ることはありません。
また、埋める時に水をかけて火を消したつもりでも、熱が炭の中では残っており燃焼が継続している場合があります。
過去の事例としては、火が消えたということで土に炭をまいて、山火事が発生して多額の損害が発生したこともあります。
バーベキューで使った炭の正しい後処理方法とは?
ここでは、バーベキューで使った炭の正しい後処理方法についてご紹介します。
水に入れて消す
方法としては次のようになります。
- 水を大きなバケツに多く入れて、炭をこの中に入れて10分間程度放置する
- 白い灰の部分が炭の表面になくなれば、大きめの一つの炭を取り出して割って、火が間違いなく消えていれば問題ない
注意することは、バケツに炭を入れる時に、大量の炭を一度に入れないことです。
急に水が蒸発するため、非常にリスクがあります。必ずちょっとずつ小さい炭から入れてください。
また、炭は水に十分に(10分間程度)入れておきましょう。
水をかけても、炭の火はすぐには消えません。消えたように表面的に見えても、炭の中心部は火が残っている時があります。
10分間程度水に入れておいて、白い灰の部分が炭の表面からなくなれば、
一つ大きめの炭を取り出し割ってみて、完全に火が消えていればOKです。
密閉して消す
火が燃えるためには酸素が必要であるため、容器に炭を入れて密閉すると安全に火を消すことができます。
炭を入れる容器として最も安全なのは、火消し壺です。
お菓子や海苔などが入っている缶などでも問題ありませんが、熱で穴が開いたり、変形したりすれば安全性が確保できません。
火消し壺は2000円程度とお手頃な価格で買うことができ、炭が多く入ります。
火消し壺に炭を入れて、約20分間〜30分間放置すると火が消えます。
バケツの水で火を消す時は、水を汲んだりする必要がありますが、火消し壷であれば必要なく、比較的楽に処理することが可能です。
バーベキューで使った炭を捨てる方法とは?
ここでは、バーベキューで使った炭を捨てる方法についてご紹介します。
炭を現地で捨てる方法
炭をその辺りに投げたり、可燃ゴミに混ぜたりするのは絶対に止めましょう。
キャンプ場などでは、バーベキューで使った炭を捨てるところが設けられている時があるため、そこに捨てましょう。
なお、炭を捨てる時は水に入れて火を完全に消しましょう。
炭を持ち帰って捨てる方法
炭はもともと木であるため可燃ごみで捨てることができますが、
自分が住んでいる自治体のごみ処理の方法を念のためチェックしておきましょう。
燃えているゴミはどこの自治体でも収集しないため、完全に火が消えていることを再度チェックしてから捨てましょう。
処理する方法が同じ可燃ごみであれば、捨てる時にアルミホイルに包むとさらに安心です。
また、炭を捨てる方法としては土に埋めるといい肥料になるようなので、家庭菜園がある時は試してみてはいかがでしょうか。
炭をリサイクルする方法
バーベキューで使った炭は、リサイクルする方法もあります。
空き缶や火消し壺などで火を消した炭は、そのままリサイクルすることができます。
水に入れた炭でも、乾かすとリサイクルすることができますが、少し安定性がないようです。
乾かした炭を靴箱やトイレなどに置いて、消臭剤としてリサイクルする方法もあります。
まとめ
バーベキューで使った炭の駄目な後処理としては以下が挙げられます。
- 水をかける
- 土に埋める
バーベキューで使った炭の正しい後処理方法としては以下が挙げられます。
- 水に入れて消す
- 火消し壺を用いて、密閉して消す
バーベキューで使った炭を捨てる方法としては、以下が挙げられます。
- 炭を現地で捨てる方法
- 炭を持ち帰って捨てる方法
- 炭をリサイクルする方法
正しく安全に後処理をし、楽しい思い出となるように心がけましょう。
また、バーベキューのお肉は、柔らかく脂がサラサラとして食べやすい大喜屋のお肉がイチオシです。