同じ牛肉でも、カロリーは部位によって非常に違っています。
ここでは、牛肉の部位別カロリーについてご紹介します。
ここでは、牛肉100gあたりのカロリーを日本食品標準成分表のデータ(文部科学省)をベースにしてご紹介します。
なお、脂身付きというのは、牛の皮膚の下にある皮下脂肪も筋状に肉の中に走っている筋間脂肪も付いた肉です。
白い脂が側面に付いて、ステーキ用の霜降りが赤身に入った肉をイメージするといいでしょう。
皮下脂肪除去というのは筋間脂肪を残して皮下脂肪を除去した肉で、赤肉は筋間脂肪と皮下脂肪を除去した肉です。
牛の肩の部位の肉で、肉質は固いものと柔らかいものが混じっていますが、ちょっと全体的には固めです。
かたのカロリーは皮下脂肪除去で265kcal、脂身付きで286kcal、赤肉で201kcalです。
背中の肩に近い部位の肉で、霜降りもあり、脂肪が適度にのっているため、料理に幅広く使えます。
かたロースのカロリーは皮下脂肪除去で403kcal、脂身付きで411kcal、赤肉で316kcalです。
リブロースと同じように、サーロインも肋骨の背中側の部位の肉で、リブロースは肩寄りですが、もも寄りの肉がサーロインです。
肉質の特徴は霜降りが多く、きめ細かく、柔らかいことです。
旨味も強く、風味もいいため、代表的なステーキに使われる部位です。
サーロインのカロリーは皮下脂肪除去で456kcal、脂身付きで498kcal、赤肉で317kcalです。
肋骨の背中側の部位の肉で、霜降りが最も多く、脂肪が多い部位です。
焼き料理に使われます。
リブロースのカロリーは皮下脂肪除去で452kcal、脂身付きで468kcal、赤肉で331kcalです。
腹の部位の肉で、ロースの下のともばらと肩の下のかたばらがあります。
「三枚肉」ともいわれており、ともばらもかたばらも風味が濃厚なことが特徴です。
ばらのカロリーは脂身付きで517kcalです。
テンダーロインともいわれており、サーロインの内側の部位です。
筋肉が最も動かない部位であるため、肉質は最も柔らかく、旨味があるにも関わらずカロリー低い上質なものです。
ヒレのカロリーは赤肉で223kcalです。
牛のお尻の部位の肉で、クセがなくきめが細かくて、味もいいです。
柔らかいため、脂肪分は多くありませんが、焼き料理に適しています。
ランプのカロリーは皮下脂肪除去で318kcal、脂身付きで347kcal、赤肉で211kcalです。
ももの外側の部位で、肉質はももよりも固めです。
そともものカロリーは皮下脂肪除去で237kcal、脂身付きで265kcal、赤肉で172kcalです。
そとももの赤肉が、最もカロリーが低い部位です。
ダイエット中でカロリーを可能な限り摂りたくない時は、そとももの赤肉を選ぶようにすると良いでしょう。
そのももの赤肉がもし入手できない時は、調理する前に筋間脂肪・皮下脂肪を除去しましょう。
なお、脂身つき・皮下脂肪なしでカロリーが最も低い肉はそとももであるため、ダイエット中でも霜降り肉を食べたい時はそとももを食べることをオススメします。
牛肉のカロリーは、輸入の輸入牛の牛肉と国産の和牛の牛肉で違っています。
例えば、サーロインでも、輸入牛の牛肉のカロリーは100gあたり298kcalで、和牛の牛肉のカロリーは100gあたり498kcalで、違いが200kcalあります。
脂肪の含有量は、輸入牛の牛肉よりも和牛の牛肉の方が多いため、カロリーが高くなります。
霜降りは和牛の中でも人気が高く、脂肪が赤身肉に沈着している状態です。
柔らかさは霜降りが多いほど多くなって食べやすくなりますが、カロリーが高いため、食べ過ぎないようにしましょう。
カロリーは牛肉が高く、鶏肉が低いというイメージがあるでしょう。
ここでは、牛肉、豚肉、鶏肉の100gあたりのカロリー比較についてご紹介します。
もも肉で比較すると、カロリーが最も低いのは輸入牛の牛肉です。
輸入牛の牛肉と豚肉は、あまりカロリーの違いがありません。
鶏の肉は案外カロリーが高いですが、皮付きでない時は、100gあたり127kcalでカロリーは低くなります。
いかがでしたか?カロリーにが気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
牛肉のカロリーは部位によって非常に差があります。ちなみに、輸入牛の牛肉と和牛の牛肉でも違います。
国産和牛は、柔らかく脂がサラサラとして食べやすい、大喜屋のお肉がオススメです。