煮ても良し焼いても良し!
牛肉と玉ねぎの相性は抜群です。
良い牛肉を使わなくても、玉ねぎのタンパク質分解酵素のおかげでお肉の食感が良くなるというメリットもあり、栄養豊富、おいしくてリーズナブルといいところづくし。
炒めて塩コショウだけで食べてもじゅうぶんですし、どんな調味料での味付けでも合うのも牛肉と玉ねぎを使ったお料理のメリットでもあります。
もちろん炒め加減や煮込み方も大切ですが、何で味付けをするかで、同じ手順でも全く異なるものになりますので、いろいろな味付けで楽しんでレシピの幅を広げましょう。
牛肉といえば、良質なたんぱく質、脂質に恵まれ、ビタミンB1、B2、B12、鉄や亜鉛、リンなどのミネラルが豊富に含まれています。特に肉や魚に含まれるヘム鉄は、野菜に含まれる非ヘム鉄よりも5~6倍も吸収率がいいんです。
鉄分をしっかりとることができれば、貧血や疲労倦怠感の改善に効果があります。
また、たんぱく質は8種類の必須アミノ酸がバランスよく含まれているので筋肉や骨等を作ったり、子どもの発育・発達には欠かせな栄養源になります。
ではここで、牛肉と玉ねぎを使ったレシピをいくつかご紹介していきます。
玉ねぎ以外にも野菜を使ったりするものもありますが、それらの野菜と牛肉も食べ合わせが良いのでよかったらお好みでどんどん使ってみてください。
牛肉と玉ねぎ・じゃがいもの甘辛ニンニク炒め
【材料 2人分】
- 牛こま切れ肉 250g
- 片栗粉(牛肉にまぶす) 大さじ1.5~2
- 玉ねぎ(くし切り) 1/2個
- じゃがいも(食べやすい大きさに切る) 2個
- ほうれん草(容器に合う長さに切る) 1/2束
- にんにく(薄切り) 約1かけ
- サラダ油 大さじ1
※調味料
- 酒 大さじ2
- みりん 大さじ1
- 砂糖 大さじ1
- しょうゆ 大さじ2
まずはオーソドックスな甘辛煮、すき焼き風のレシピになります。
そこにニンニクの香りを加えることと、たまねぎの食感が食欲をそそります。
牛肉は片栗粉をまぶすのがポイントです。
食材は、耐熱容器になるべく重ならない様に並べて、ラップをして電子レンジで3~4分加熱しましょう。
牛肉を炒めたあと、それぞれを一気に炒めて完成です。
牛肉と白ごまのソテー
続いては炒め物です。
【材料 2人分】
- 牛肉こま切れ 180g
- 玉ねぎ(縦薄切り) 1/2個
- にんじん(千切り) 1/6本
- レタス(千切り) 1/4個
- 白ごま 適量
- 甘酢 小さじ1
- サラダ油 大さじ1.5
下味
- 酒 小さじ2
- 砂糖 小さじ1
- しょうゆ 大さじ1
- にんにくすりおろし 1/2かけ分
- 片栗粉 小さじ2
- ゴマ油 大さじ1
- 牛肉は食べやすい大きさに切り、下味の砂糖をよく揉みこんだ後、他の下味も絡めて8分ほど置く
- にんじんは耐熱容器に入れてレンジ600wで1分加熱し、甘酢をかけて冷ます
- レタスは水洗いしてザルにあげて水気を切っておく
- サラダ油を熱し玉ねぎをしんなりするまで炒め、レタスの上に盛る
- 牛肉に片栗粉をまぶしてから炒め、器に盛る
- にんじんを添え、白ごまをふりかけてできあがり
下味は最初に砂糖だけを揉みこむのがポイントです。
お肉の食感が柔らかくなり、香ばしさも引き立ちます。
レタスはザルに上げてよく水を切ってから器に盛りましょう。パリッとした食感が牛肉を引き立ててくれますよ。
牛切り落とし肉のポン酢焼き
すりおろし玉ねぎとポン酢を煮詰めるだけの簡単レシピ。
【材料 2人分】
- 牛肉 200g
- 玉ねぎ 1/2個
- ポン酢 大さじ3
- こしょう少々
すりおろした玉ねぎにポン酢を加え合わせておき、中火で牛肉を焼き、片面だけ焼き色がついたら先ほどの玉ねぎポン酢を加え、混ぜながら水分が飛ぶまで煮詰めるだけ!
水分は少し残る程度に。全部飛ばしてしまうと塩辛くなってしまいます。
仕上げにこしょうを振って完成です。
玉ねぎと牛肉のケチャップ炒め
お子様にもぴったりのケチャップ味はいかがですか?お弁当にも使えますね。
【材料 2人分】
- 牛切り落とし肉 150g
- 玉ねぎ(くし切り) 1/2個
- しめじ 1パック
- サラダ油 大さじ1/2
- おろしにんにく 小さじ1/2
- パセリ少々(色どり用)
※調味料
- ケチャップ 大さじ2
- ウスターソース 大さじ1
- 塩 小さじ1/3
- こしょう少々
フライパンにサラダ油を入れて熱し、牛肉、おろしにんにくを入れて肉に火が通るまで中火で炒める。玉ねぎ、しめじを加えてしんなりするまで炒める。
☆を加えて炒め合わせる。
器に盛り、パセリをちらす。
牛肉のコクとケチャップがよく合う洋風レシピです。
まとめ
いかがでしたか?
玉ねぎは他の野菜に比べて目立った栄養素はありませんが、薬効成分を豊富に含んでいます。その代表となるのが「硫化アリル」で、ビタミンB1の吸収を助けたり、効果を持続させる効果があります。
ビタミンB1は糖質のエネルギー代謝に良く、疲労を回復したり、イライラ解消、精神安定にも良いとされています。
また、血中の悪玉コレステロールを減らす作用もあり、血小板が集まりすぎて固まることを抑制し、脳血栓や心筋梗塞の予防にも良い野菜です。
このような効果のある玉ねぎと、ビタミンB群豊富な牛肉との相性は言わずもがなバッチリということですね。
和食、洋食、中華、なんでも汎用性が高い牛肉と玉ねぎのレシピ。
健康的な食生活にお役立てください。
国産和牛は、柔らかく脂がサラサラとして食べやすい、大喜屋のお肉がオススメです。