突然ですが、「ハラミ」って、どこの部位か分かりますか?
焼肉屋さんではよく見かけるハラミですが、ハラミについての知識ってそんなに詳しくない方も多くいらっしゃると思います。
そこで今回は、ハラミの特徴・・栄養・美味しいレシピなど、ハラミについての情報をまとめてみました!!
実は、ハラミとは内臓(モツ)肉の一種で、横隔膜(内臓を吊り下げる筋肉)の部位になります。見た目は赤身肉そのものですが、内臓処理の段階で取れる部位なので内臓に分類されます。牛1頭から左右1枚ずつの計2枚(約2~3kg)しか取れない部位で、サシの入った肉質の柔らかい赤身が特徴です。
同じ横隔膜の部位で、「サガリ」と呼ばれる部位がありますが、横隔膜の助骨側の厚い部分をさし、1頭から1枚しか取れないハラミよりも希少な部位になります。サガリの方が脂の量が少ない分、ハラミよりさっぱりとした味わいです。ですが、地域や店舗によっては「ハラミ」「サガリ」を区別せず、横隔膜の総称として「ハラミ」と呼ぶ場合もあります。
牛ハラミは肉感の割に脂が多くなく、噛み応えはしっかりしているので、量もたくさん食べられて老若男女問わず人気のお肉と言えます。
それに対して豚ハラミも、しっかりとした噛み応えがあり、牛ハラミよりも筋の入り方によっては硬くて噛み切りにくい部分があるかもしれません。お子さんやお年寄りの方が食べる場合は、一口サイズに切っておくと食べやすいでしょう。
牛も豚も同じ四足歩行動物ですので、横隔膜も似たような場所にあります。牛ハラミ程メジャーなメニューではありませんが、焼肉店などで人気です。
約377kcalで、しっかりとした味わいと、ほどよい脂を感じるハラミですが、カルビよりも88kcalも低カロリーです。
約16g含んでいます。タンパク質は、筋肉や臓器、皮膚、髪の毛など身体を作るためにとても大切な栄養素です。また、タンパク質は1g当たりにつき4kcalのエネルギーを作り出します。身体の代謝や機能を調整したり、免疫に関わったりと、様々な作用を担っています。
約30.8g含んでおり、脂質は主に身体を動かすために必要な栄養素です。炭水化物やタンパク質よりもエネルギーを作り出す量が多いので、非常に効率の良いエネルギー源です。その他、皮下脂肪として体温を保ったり、ビタミンAをはじめとした脂溶性ビタミンの吸収を促進したりする作用があったりと、とても大事な栄養素ですが、脂質は摂りすぎると肥満に繋がるので、そこは注意しましょう。
約3.3mg含んでいます。鉄は、赤血球のヘモグロビンに存在しており、酸素の供給に関わる大切な栄養素です。動物性食品に含まれるヘム鉄と、植物性食品に含まれる非ヘム鉄に分けられ、牛ハラミに含まれる鉄はヘム鉄になります。ヘム鉄の方が、非ヘム鉄と比べると吸収率が良く、体内にも吸収されやすくなります。
約4.4mg含んでいます。タンパク質の合成や、アミノ酸・脂肪酸の代謝をサポートしたり、葉酸と連携して骨髄で赤血球を生成する働きがあります。主に動物性食品や藻類に多く含まれます。
0.8mg含んでおり、強い抗酸化作用があります。細胞の酸化を抑えるので、老化対策に役立つ栄養素となります。また、ビタミンEは赤血球が壊れないよう守ったり、血中LDLコレステロールの酸化を抑える作用もあります。
新鮮なハラミを自分の好みの焼き加減で、タレに絡めてご飯と一緒に食べる…最高ですね!
<材料>(3人分)
<作り方>
新鮮なハラミを自分の好みの焼き加減で、タレに絡めてご飯と一緒に食べる…最高ですね!
<材料>(2人分)
<作り方>
味付けはシンプルに塩コショウにし、お好みで薬味に大根おろしなどをのせればあっさりとした味わいにもなりますし、消化も助けてくれます。
<材料>(2人分)
<作り方>
この他にも、ハラミを使った料理はたくさんあり、幅広いメニューに利用できます!
食べ応えはあるのに柔らかく、幅広い世代に人気のハラミ!栄養的にも素晴らしいので、焼肉店などで見かけた際は、是非どんどん注文しちゃいましょう!!
国産和牛は、柔らかく脂がサラサラとして食べやすい、大喜屋のお肉がオススメです。