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ガーデンウエディングで開放感溢れる結婚式を

ガーデンウエディングとは、その名の通りお庭で行われる結婚式やウエディングパーティのこと。
お庭に限らず屋外で行なうものを指します。洋画で目にしたことがある方もいらっしゃると思います。そんな欧米の雰囲気を取り入れた結婚式を挙げられる場所は日本国内にも存在します。
降り注ぐ太陽、綺麗な草花に囲まれたナチュラルでアットホームな雰囲気や、屋外ならではの演出が魅力です。
専用の式場はもちろん、邸宅の貸切や、お庭を開放してくれるレストラン、またキャンプ場という選択肢もありますので、検討される方のお役に立つガーデンウエディングのノウハウをお届けします。

通常の結婚式との大きな違い

ガーデンウエディングの様相の新郎新婦

なんといっても開放感があり、新郎新婦様もゲストの皆様も緊張がほぐれ、リラックスした雰囲気になります。また新郎新婦様とゲスト様の距離もグッと近いのも特徴ですので、皆さんでコミュニケーションが取りやすいことも魅力的ですね。

会場のコーディネートも、屋内に比べ自由度が上がります。
屋外だからこそできる個性的な空間を作り出せば、印象的でフォトジェニックな挙式やパーティになるでしょう。青い空と緑に囲まれた空間では、室内ではむつかしい全身写真もたくさん残せます。

またガーデンウエディングでは高砂席はあえて作らず、ソファやベンチにすることも可能なので、形式ばらないカジュアルなスタイルをお望みの方にはピッタリです。
ゲストの方が高砂席まで話しかけに行くのをためらってしまう心配もありません。
パーティーでお料理を着席スタイルにできる会場もありますが、立食ビュッフェスタイルもガーデンウエディングの個性、カジュアルさのひとつです。

会場選び

ガーデンビュッフェの様子

おふたりに縁のある場所やお好きな場所で行ないたい場合はその場所の管理者などにしっかりと問い合わせをする必要があります。そこが結婚式に対応していない場所の場合、一からの準備が必要となりかなりの労力を必要としますし、もしも雨が降った時の対応も大変になるので、ガーデン付きの式場やレストラン、または貸切邸宅を探すほうが効率的です。貸切でプライベート感を味わえ、雨天にも対応してもらえる会場もたくさんあります。

チェックしておくべきことは、雨天時の対応がどのようなものであるか、ゲストの収容可能人数、そしておふたりがイメージしている演出が叶うかどうかです。
会場によっては演出が限られる場合もありますので、納得のいくようどのような挙式、パーティーにしたいかを細かく伝えて検討するようにしましょう。

ガーデンウエディングならではの演出

ファーストミート

この言葉をご存じですか?
通常の結婚式では、式場内で支度を済ませた新郎新婦様が顔を合わせることがほとんどですが、ガーデンウエディングではあえて、ゲストに見守られる中で挙式の冒頭でお互いの晴れ姿を見るセレモニーのことです。
愛する人の美しい花嫁姿に感極まる新郎様も少なくないとか。
おふたりが照れている姿も初々しくて見ているほうも温かい気持ちになることでしょう。

シャワー系…ライス、フラワー、バブル、フェザーなど

バブルシャワー、いわゆるシャボン玉を心置きなく使えるのはガーデンウエディングならでは!シャワー演出は自然光によく映えるので、素敵な写真も残せるでしょう。

トス系…ブーケ、ブロッコリー、プレゼント、パラシュートベアなど

室内だと思い切り投げられなかったり、中にはトスはNGの会場もある中、屋外では思い切り投げることかできますね。

パラシュートベアができるのも屋外ならでは。
パラシュートベアとは、ブーケトスと同じく挙式後に幸せのおすそ分けの意味を込めたセレモニーで、パラシュートをつけたテディベアやぬいぐるみを打ち上げて、ふわふわと舞い降りてくるのをキャッチします。

また、菓子まきや餅まきのように、全員に行き渡るようなプレゼント演出も思い切り楽しめます。

リリース系…バードリリース、バルーンリリース

白い鳩や風船を空に舞い上げる演出は広々とした屋外でないと叶いませんね。

どれも思わず歓声があがり、シャッターチャンスも満載の演出です。

リングドッグ

犬を飼っているふたりにオススメ!屋外だからこそペットの参列もできてしまう素敵なポイント。愛犬の背中にリングピローを乗せたり、首輪やハーネスにリングを付けて、リング交換の際におふたりの元に持ってきてもらう演出です。
他にも、人前式の結婚宣誓書の署名欄に、愛犬の肉球をスタンプするカップルもいらっしゃいます。

フォトブース

屋外ならではの「フォトジェニックなスポット」を作って、皆さんが記念撮影を楽しめるようにデコレーションした場所を作ってみてはいかがでしょう。

せっかくなら、アガる演出を思い切り楽しんでくださいね!

ガーデンウエディングにふさわしいドレス

植物を背景にした洋装の美しい花嫁

芝生や土の上、たとえ舗装されていても屋外を歩くことになるので、長く引きずる裾が長いドレスやベールは避けましょう。挙式ではエスコートがあって歩けても、パーティーでは邪魔になってしまうシルエットのドレスにも注意です。
ドレスを選ぶ前に、まずはどのようなガーデンウエディングにしたいかを考えてみてください。挙式のみをガーデンにするのか、パーティーもガーデンで行なうのか、着席スタイルか立食ビュッフェスタイルかなど…

パーティを行なうなら動きやすいドレスを選ぶことが基本です。
ベルラインや、パニエの入ったドレスはボリュームがあるので移動が大変です。ゲストの方との交流を楽しみたい花嫁様は、歩きやすさ重視で選んでみてください。

  • トレーンやベールは短いものを
  • パニエの入っていないボリュームの少ないもの
  • Aライン、マーメイドライン、エンパイアライン
  • ミモレ丈やミニドレスがしっくりくるのもガーデンならでは

ひと味違ったドレスでゲストの印象にも残ります。

最後に、ガーデンウエディングを行なう際に注意しておきたいのは「ゲストへの配慮」です。特に立食のビュッフェスタイルにするのが定番であることが多いため、ゲストの方々がひと休みできるスペースは必須。他には

<天候に合わせたアイテムの準備>

  • 春…花粉症対策にティッシュ、ウエットティッシュ(ゴミ箱も忘れずに)
  • 夏…日よけ、虫よけ、日焼け止め、扇風機
  • 秋冬…ブランケット、カイロ、暖を取れる場所

気候の良い季節に行なうのがベストではありますが、参考にしてください。

また、通常の挙式よりもカジュアルになるので、招待された側も服装やご祝儀に困ることも。
招待状に服装(平服で、など)やご祝儀(会費制か否かなど)に関して詳細に記載しておくことをおすすめします。特に女性には、立ちっぱなしが多くなる場合ローヒールを推奨して差し上げるのも大切な心遣いですね。

このように屋外でもゲストの方々が少しでも過ごしやすいロケーションを用意することが重要になってくるのがガーデンウエディングを成功させる秘訣です。

広い空の下、草花に囲まれて開放感溢れる、素敵な結婚式、ウエディングパーティーを!