結婚式に欠かせない新郎新婦の「誓いの言葉」。
教会式、神前式だと決まった形式になりますが、今増加傾向にある人前式では、誓いの言葉もおふたりのお好きなスタイルで行なうことができます。マニュアル通りではない唯一無二の誓いの言葉、素敵ではありませんか?
だけど一から考えるのは大変…!
どんな形式で?いや、どんな形式があるのかもわからない…
ご安心ください!
そんなおふたりに、様々なスタイルの誓いの言葉をご紹介します。
問いかけに対して「誓います」と答えるだけが結婚宣誓ではありません。
人前式だからこそ叶えられる自由なスタイルを参考に、おふたりなりの言葉を取り込んで、ゲストの方に感動や楽しさを味わってもらいましょう!
まずは「構成」を知ってください。
このような流れになります。
はじめの言葉としては、
「本日私たちは、皆様の前で結婚式を挙げます」
というのがスタンダードです。「結婚の誓いをいたします」でもかまいません。
結びの言葉は「今後とも末永く見守ってください」というゲストへのお願いとなります。
ここはシンプルでも良いでしょう。肝心なのは誓いの内容、誓い方です。
お好みのものを選んだり、アレンジを加えてみてください。
いくつか例をあげますね。
おふたりで考えた誓いを、ゲストの方々の前で読み上げる最もスタンダードな形です。
まずは列席していただいた方たちへの感謝の言葉は忘れないようにしましょう。
個性を出したい時は、誓いの内容にユーモアを加えるのもオススメです。
一般的な例文は調べればすぐに出てくるのでここでは省きますが、ひとつご提案として、誓いの内容に少し具体的な誓い(約束)を取り入れることでインパクトあるものになりますよ。
例文
「どんなに疲れていても八つ当たりなどせず、ケンカをしても次の日には仲直りができる、お互いを思いやる心を忘れない夫婦であることを誓います」
もっと具体的に誓いをしたい時は、おふたりそれぞれに誓う方法があります。
例文
【新郎様】
「私〇〇は、〇〇さんを生涯愛し続けることを誓います。嬉しいことはふたりで倍に、辛いことはふたりで半分にできるような夫婦になれるよう努力していきます」
【新婦様】
「私〇〇は、〇〇さんを生涯愛し続けることを誓います。思いやりの心を決して忘れず、お互いを尊敬しあえる夫婦になるよう努力していきます」
・箇条書き
おふたりで、箇条書きにした誓いをひとつひとつ読み上げる形です。
例文
「1、常に感謝の気持ちを忘れずお互いを誉めあえる関係を築きます
1、どんな困難もふたりで力を合わせて乗り越えます
1、小さな幸せも分かち合える夫婦になります
1、小さな悩みも真剣に向き合って支えあいます
1、ケンカをしてもお互いきちんと話し合います」
内容はおふたりなりに考えていただいてかまいませんが、5つくらいがちょうどよいでしょう。どんな夫婦になりたいか、楽しみながら考えてみましょう。
なかなか斬新です。照れくさいかもしれませんが、せっかくおふたりが結ばれる大切な日です、末永く愛し合う確認のためにも、改めてお互いのどういうところが好きなのかをお相手やゲストの方に伝えることで、具体的に愛を誓うことができ、かつインパクトに長けています。
例文
【新郎様】
「私、〇〇は、〇〇さんの人を思いやる心と優しさ溢れるところを好きになりました。これからもそんな〇〇さんをそばで支え続けていくことを誓います」
【新婦様】
「私、〇〇は、〇〇さんの誠実でまっすぐなところを好きになりました。これからも〇〇さんのことを思いやり、幸せな家庭を築くことを誓います。」
問いかけに対して新郎新婦様が答える形式ですが、誰が問いかけるのかは自由です。
大まかには3パターン。
例文
【新婦様】「私の機嫌が悪い時も、今までのように怒らず優しくしてくれますか?」
【新郎様】「はい、誓います!」
【新郎様】「ついゲームに夢中になってしまう僕だけど、ついてきてくれますか?」
【新婦様】「え~、それはむつかしいなあ(笑)」
こんなやり取りがあったら思わず笑いがおき、新郎様もちょっと焦ります!
気を取り直して!
【新郎様】「えー!じゃあ、記念日にはふたりでデートしてくれますか?」
【新婦様】「喜んで!」
おふたりの関係が垣間見えるほのぼのとしたものになりますよ。
ご両親からの問いかけとなると、一転、緊張感漂いますね。
それもまた、気を引き締めて夫婦となる誓いをたてるには良いと思います。
例文
【新婦様のご両親】「〇〇くん、あなたは生涯〇〇を幸せにすると誓いますか?」
これに対して新郎様が「はい、誓います!」と力強く答えることで、ご両親も安心されることでしょう。
新婦様には新郎様のご両親から問いかけてもらい、同じく心を込めて答えましょう。
最後に両家のご両親からおふたりに向けて、
「お互いを大切に、幸せになることを誓いますか?」
と問いかけてもらい、おふたりで「はい、誓います」と答えることで、場が締まります。
カジュアルな雰囲気にしたい方は、ご友人などに事前に問いかけの言葉をお願いしましょう。何を聞かれるのか知っておくか、その場で初めて聞いて答えるかはご自由に!おふたりやお式の雰囲気に合ったほうをお選びください。
もちろんスタンダードな誓い方をお願いしてもかまいません。
個性を出したい方は、少しおふたりのプライベートに触れるような内容にすると盛り上がりますよ。
例文
【ゲスト】「新郎〇〇くん。新婦〇〇さんは少しおっちょこちょいなところがありますが、そんなところをどう思いますか?」
【新郎様】「とても可愛いと思います!僕が全力でサポートします!」
【ゲスト】「新婦〇〇さん。ご結婚後もたまに新郎〇〇くんを飲みに誘いたいと思っているのですが、○○くんが酔って帰ってきても許してもらえますか?」
【新婦】「……あまり飲み過ぎないのであれば…」
【ゲスト】「責任をもって飲みすぎには注意します!」
【新婦】「はい、わかりました(笑)」
こんな掛け合いもユーモアがあって、誓いの言葉が印象的なものになります。
すぐに答えずちょっと考えてしまう様子も、新郎新婦様の反応も、注目ポイントになります。
人前式だからこそ叶う、自由な発想の誓いの言葉。
世界に一つだけの、おふたりの幸せを誓う言葉の参考になれば幸いです。