「イチボ」は柔らかく、美味しい牛肉ですが、食べたことがない方もいるのではないでしょうか。
ここでは、「イチボ」はどこの部位？美味しい食べ方についてご紹介します。
「イチボ」はどこの部位？
「イチボ」というのは、牛のお尻の部位の肉です。
例えば、人間であれば、お尻のえくぼの部位になり、非常に希少なものです。
1頭の牛から、「イチボ」はごくわずかな量だけが取れるものです。
全体のお尻の肉でなく、えくぼの部位であるため希少です。
では、「イチボ」とランプ肉はどのような違いがあるのでしょうか？
牛のお尻の周りの肉がランプ肉です。
「イチボ」は先にご紹介したようにお尻のえくぼの部位ですが、腰からお尻にかかる肉がランプ肉になります。
個人によっても違っていますが、筋がランプ肉にはあるため、ランプ肉よりも「イチボ」の方が、食感は柔らかいといえるでしょう。
「イチボ」のカロリーは100g 当たり約234kcal です。
牛肉はカロリーが多くない部位もありますが、比較的「イチボ」はカロリーの多くない部位といえるでしょう。
なお、ランプ肉のカロリーは約234kcal、肩ロースのカロリーは410kcal 、和牛サーロインのカロリーは498kcalです。
「イチボ」のカロリーは、このような肉と比較すると低いでしょう。
では、「イチボ」という名前にどうしてなったのでしょうか？
説がいろいろあるようですが、エイチボーン（aitchbone）が訛って「イチボ」になったと一説にはいわれています。
牛のお尻や周リの肉は「aitchbone」（エイチボーン）と英語でいわれています。
エイチボーンがエチボになって、さらに「イチボ」になったそうです。
また、ボーンの意味は骨ですが、「aitc」の意味はHの文字であり、
Hの形を牛のお尻の骨がしているため、名前がこのようになったといわれています。
「イチボ」の美味しい食べ方とは？
ステーキとして食べるのが、「イチボ」の美味しい食べ方です。
焼き方は、基本的にじっくりと火加減に注意しながら焼くことです。
焼き目がつくまで表面はカリッと焼いて、中心部はしっかり火が通らない程度にするのが、最も美味しい焼き方です。
厚切りのステーキの時は、さらにゆっくりと時間をかけて焼くのがおすすめです。
「イチボ」の焼き方
「イチボ」のステーキを焼く時は、グリルパンあるいは十分に温めたフライパンで焼くことが大切です。
ステーキを焼いている時は、キッチンペーパーなどで出てくる脂を取り除くのが大切です。
また、脂の音にも注意しましょう。
パチパチという音にフライパンの脂の音が変わると、強火の火を弱火まで一気に落として、火がほどよく中まで入るようにしましょう。
ポイントはしっかりと表面は焼いて、レアに中はなるようにすることです。
食べるのは塩こしょうがおすすめ
本来の「イチボ」の赤身肉特有の旨みが味わえるため、「イチボ」のステーキは、塩こしょうなどでシンプル摂りましょう。
あるいは、ステーキソースなどを好みによってかけて、味を変えるのもいいでしょう。
「イチボ」のステーキはどうして美味しいか？
「イチボ」は、牛のお尻の部位の肉です。
お尻のえくぼともいわれる部位で、1頭の牛からわずかな量だけが取れるため、希少なものとしても人気になっています。
このような「イチボ」は、お尻のよく日常的に動かす筋肉部分で、脂肪分も多くなくカロリーも比較的低いため、ヘルシーに摂れるのもメリットです。
「イチボ」の食感
「イチボ」は赤身肉が好きな人には特にぜひ摂って欲しい部位です。
ステーキにすることによって、「イチボ」の弾力のある食感をより味わえます。
「イチボ」のメリットは、赤身であるため、本来の肉の味を感じられやすいことも挙げられます。
品質がいい「イチボ」は細くサシも入っているため、ステーキが厚切りでも柔らかく摂りやすいでしょう。
部位によって「イチボ」は食感が違う
「イチボ」は食感が部位によって違っています。
長方形で、腰に近い部位の食感は硬く、お尻に近い部位ほど食感は柔らかくなります。
中でも食感は細かい部位によって違うため、この違いを味わってみるのもいいでしょう。
また、弾力のある食感は、ローストビーフなどで摂るのもおすすめです。
赤身肉であるためローストビーフにすることによって、柔らかく、ギュッと肉の旨みを中に閉じ込め、最高の高級感のある味わいになります。
まとめ
「イチボ」は牛のお尻の部位の肉で、人間であればお尻のえくぼの部位になり、非常に希少なものです。
美味しい食べ方は、ステーキとして食べることで、おすすめの焼き方は、じっくりと火加減に注意しながら焼くことです。
イチボ肉は、柔らかく脂がサラサラとして食べやすい、大喜屋のお肉がオススメです。